2022年3月27日

東工大における”ゼミ”の存在【新歓ブログリレーVol.8】

こんにちは!
TPG広報班の桑原です。新入生の皆さん、合格発表後はどうお過ごしでしょうか。長時間勉強に充ててたのが一気に解放されるわけですから、この時期は暇ですよね。私の場合はこたつに入ってスマホずっと弄ってました。

今回のブログリレーのテーマは”ゼミ”についてです。読者の中には理系にゼミはないと思っている人もいるのではないでしょうか。確かに、ゼミというのは学士の3~4年に教授と少人数の学生でグループワークを行うもので、文系学科でよくこの言葉が出てきますね。ゼミの理系バージョンは研究室配属(この大学だと学士特定課題研究ってやつ)であり、あまりゼミという言葉は使われていません。

しかし、この東工大にはゼミが存在し、新入生の皆さんも1年生から参加することができます!そんな東工大の”ゼミ”が一体どういうものなのか調べてみましょう!

東工大におけるゼミとは?

東工大の学修案内によれば次のように書かれています。

「 文系の各学問をより深く知りたい人のために,先生を囲んで少人数でじっくり学ぶことのできる科目を用意しています。 それがゼミです。」

一般的なゼミとやることは変わっていませんね。つまり、東工大のゼミは文系が3~4年にやることを理系単科大学でも講義としてやろうというものです。しかも、全学年で共通のゼミを履修可能なので、学年を超えた交流が可能です。

ただし、ゼミは1~2Qか3~4Qのぶっ通しまたは長期休暇中に行われるため、必修と被りがないのか、本当に受けたい講義なのかよく考えてから受講しましょう。また、少人数で行われるため受講希望者が多いと抽選となり、履修できない可能性も出てきます。

ゼミの履修方法

ゼミの履修方法は他の文系教養科目と少し異なるため注意が必要です。正直、新入生の皆さんは3月の時点で履修のこと考える必要ないのですが、ゼミを受けたいと思ったらこの記事のことを思い出してもらうと嬉しいです。ちなみに、他の授業の履修方法についてはこちらの記事をチェック!
多くのゼミで次のような流れで履修を行います。

1. 受けたいゼミをOCW(全講義の内容が見れるサイト)で確認し、教員にそのゼミを受講したい旨をメールで送る。
メールの内容は下の画像のように「○○ゼミに参加したいです」だけで大丈夫です。一応、タイトルと本文の後ろに学籍番号と名前を書いておくとよいです。東工大のOCWは、サイトの設計が問題なのか激重で悪名高く、メールするより受けたいゼミ調べるほうが大変という…。

2. そのゼミのオリエンテーションが行われるので参加する。
オリエンテーションは対面かZoomで開催される。Zoom開催なら複数のゼミのオリエンテーションを聞けるのではないかと思うが、カメラ&マイクONのものも少なくないため注意しよう。

3. オリテで受講の決心がついたら、教務Webで履修登録を行う。
ゼミは全学年が同じ講義を受けられるように、同じゼミでもシステム上では複数の講義が開講されています。これらの講義の違いは科目コードと呼ばれるものです。100番台、200番台、300番台がありますが、1年生の場合は100番台を選びましょう。2年生になれません!!

それと、予備の文系教養科目の履修予約もやっておいてください。文系教養科目は受講者が多いため、本登録を行う前にアンケート形式で履修予約を行うのですが、ゼミの抽選で落ちる場合を考慮して、予備の科目も予約しておきましょう。ゼミの受講を認められた場合は予備の科目のほうは取り消しておきましょう。

こんなことやるの!?おもしろゼミ3選

東工大では法学、心理学、宗教学や歴史学など理系単科大でありながら多種の分野の文系ゼミを開講しています。OCWから自分で探してみてもよいですが、重いので個人的に内容がユニークなものを3つ挙げてみました。ただし、これらは全て対面で行われた場合であり、例の流行り病の状況によって内容が変更される可能性があります。

・参加と協働と至福の場づくり 導入1
こちらは1-2Qに開講するゼミです。入学したらすぐに受講することができますね。内容としては4月~7月末の1-2Qまでは屋久島についての調べ学習や発表をし、8月の夏休みを使って屋久島で合宿を行うゼミみたいです。残念ながら去年おととしとコロナで中止だったのですが、今年こそ実施できるといいですね。

・インプロ/吹奏楽 導入1
こちらのゼミも1-2Q通して実施されるゼミです。インプロ(即興演劇)チームと吹奏楽チームに分かれてワークショップを行い、最後に音楽劇や即興音楽を一緒に行うそうです。ワークショップでは文献読解や楽曲分析を行うため、インプロ・吹奏楽未経験の初心者でも参加できます。

・創造と思考のレッスン 導入2
こちらのゼミは春休み中に集中講義として行われます。毎週出されるお題に沿った芸術作品を作って参加者と講評し合います。高校生以来芸術の授業が無いため、創造力をフルに発揮できるこのような講義は貴重ですね。

さいごに

今回は東工大の授業形態の一つ”ゼミ”について触れてみました。ゼミは履修方法が普通の授業と異なっていたり、イレギュラーなスケジュールで授業が行われたりするため、2年生以上でもゼミをまだ受けたことがない人が少なくありません。多くのゼミでは発表の機会があると思うのですが、学会発表など人前で発表する機会がこの先何回も来ると思うので、こういった所で場数を踏んでみるとよいかもしれません。

緊張しいな東工大生はゼミ取りましょう!